ミルキーウェイとロックアイランドの海 (090615)

ロックアイランドへ出発!
ホテルを八時半に出発し、ツアー会社事務所兼桟橋へ。事務所は海沿いの木立の中に建っており、受付を済ませ外に出るとそこはこじんまりした桟橋。船が待機しています。
猛スピードで走るボート、波はそんな荒くないけどとにかくボートが弾む弾む…まるでロデオ状態でお尻が痛い。そんな船旅を二十分ほど続けると、船は静かな入り江に入ります。気付くと海の色が変わっている。ミルキーウェイに到着です。

神秘的な入り江
ミルキーウェイとは、パラオのロックアイランドにある入り江のひとつで、水深3メートルほどの海底に白い泥が堆積しているところ。そのため海がこんな不思議な色になっている。
私たちが到着したときは他のツアー会社の船は1艘しかきてなくて、とても静かで雰囲気を満喫できました。さすがはオフシーズン!(ちなみに私たちがここを出発する直前に大型のツアー船がやってきて、大変にぎやかになったのでした…丁度良いタイミング!)

海底の泥
ガイドさんが海に潜り、海底から泥を掬い取ってきます。泥はバケツに入れて船の上へ。そしてそれをぬりたくるのですが…この後、同行者の皆さんのノリが良すぎて圧倒されることに!

コワイんだけどw
手前は泥でブラジャーを描いたガイドさん。発想が凄い。今回ご一緒したのは全員日本人。熟年夫婦とおばさん二人連れで、皆さんダイバーだそうです。
ダイバーの皆さんやガイドさんは全員スパッツをはいてました。これ正解! 私は日焼け止めを塗ってたけど座っているうちに太股の後ろが落ちてしまい、そのままシュノーケリングしてたもんだから太股の後ろが一瞬でひりひりに焼けました…次回はスパッツを用意していこう!

クラゲの湖に行く前に
ひととおり泥を塗りまくって遊んだら、海に飛び込んで泥をよく落とします。お肌すべすべ~! だけど日焼け止めも落ちる…できればこの日の最後に回りたかったな~;
泥はきちんと落とさないと、次に行くジェリーフィッシュレイクの水質を悪化させてしまうそう。ジェリーフィッシュレイクは島の中にある湖なので(でも水は外洋とちょっとだけ交通しているため海水だから、マリンレイクと呼ばれている。ロックアイランドにはマリンレイクがたくさんあり、その中のひとつがジェリーフィッシュレイクなのです)水質の維持にはとても気を遣っているのだ。

いざ、ジェリーフィッシュレイクへ!
泥を落としてから一路ジェリーフィッシュレイクへ。海の色がどんどん変わります。
ここは砂地の浅瀬、波ひとつない水面を滑るように進んでいく。

サンゴ礁の海
島の間を抜け、視界が開ける。真っ青な海と、お饅頭のような島々。見ようによってはオームの群れみたいだ。
ロックアイランドの島々は石灰岩でできており、平らな地面が全くと言ってよいほどないため、人が住んでいる島はほとんどない。パラオには三百以上の島がありますが、有人島はたった十二だけ。
下の二枚は船上から撮った写真。少しぶれてます。浅瀬を行くと海底のサンゴ礁や砂地がはっきり見える。海の美しさには、ただただ溜息しか出ない。

