ホテルに残る遺構2 (090616)
ホテルの見取り図作ってみました →こちら
本文で紹介する場所の確認にどうぞ。(ちなみに私達が泊まったヴィラは★です)

滑走路1
見取り図A地点。
滑走路の波打ち際。はがれたコンクリートが、スロープ上に無造作に打ち捨てられている。

滑走路2
スロープの一部は波に削られて、このような鉄筋が露出している。

滑走路3
スロープの始まる部分を境に、滑走路は末広がりになっている。向かって右は爆弾でも落とされたのか、そこだけ激しくえぐれていた。上の写真にあるコンクリート片は、ここから剥がれたものらしい。

滑走路4
上の写真から振り返ったところ。滑走路の端にはコンクリートを充填した穴が規則正しく並んでいた。繋留用の付属物を撤去した跡かもしれない。

滑走路5
コンクリートの広場の奥に立ち、スロープ方面を見る。白くて細長い物体は、アクティビティに使うと思われるボート。ちかいうちに大会でもあるのか、ホテル滞在中は連日、日暮れ直前にこれに乗ったパラワンがビーチの沖を何往復もしているのを見かけた。
右奥に芝生の築山があるが、その麓にこの場所の由来を示した案内板がある。

案内板1
十五日にここを訪れたときはかなり暗くなっており、ごらんのような照明が灯されていた。

案内板2
案内文には"SEAPLANE BASE"とある。飛行場というより基地の意味合いが強そう。これによると、もとはいち民間企業(といってもほぼ国策会社)である南洋興発が作った飛行場だったのを、海軍が接収したようだ。
ちなみに南洋興発は、戦後GHQによって解体されている。