海軍の短20センチ砲 (090616)

整備された戦跡
階段を上っていく。コンクリートの石段は雨に濡れて滑りやすかった。

岩の間から
やがて崖下の隙間から、にょっきり伸びた砲身が姿を現す。

海軍の短20センチ砲
これは海軍が築いた砲台だ。比較するものが写ってないので分かり辛いと思うが、かなり大きい。どのくらいかと言うと、苔むした回転部から頂上までが人ひとりの身長と同じくらい。

使われなかった砲台
自然の地形をうまく利用して設置されている。砲身は飛行場に向けられているが、ペリリューの戦いでは米軍の進軍してきた方角に合わなかったため、一度も火を吹くことなく終わったという。

またもやトンネル
砲台の裏には、弾薬庫および待避壕を兼ねた洞窟が掘られている。

どこまでいくの
洞窟陣地は砲台をぐるり取り囲んでいる。中に入っていく。

複雑な洞窟陣地
素掘りのトンネルは、やがて砲台の裏へと抜ける。
このページ一枚目の写真で、砲台に続く階段の途中に横へと分かれる見学路があったのに気付いた方もおられるだろう。この道を入ると、砲台に関連したもうひとつの洞窟陣地に突き当たる。自分たちは行きそびれてしまったが、この洞窟にはドラム缶を並べたバリケードや鉄兜といった、当時の兵士たちの息遣いを感じさせる遺物が残されているとのこと。残念、行けば良かった…まーいいやまた行くからそのうち。