シュノーケリング1~無人島ランチ (090615)

イノキアイランドの大シャコ貝
ジェリーフィッシュレイクを後にして、ロックアイランドの景観を堪能しながら数分クルーズ。イノキアイランド(昔アントニオ猪木に酋長の一人が譲った島)の一角に、クラム・シティと呼ばれるシュノーケリングポイントがあります。クラムとはシャコ貝のこと。ボートからダイブすると、砕けたサンゴの降り積もる水深4~5メートルの海底に、ばかでかいシャコ貝がごろごろしています。シャコ貝を保護するため、大きなものをここに移植したそうだ。
なんでサンゴが死滅したのかというと、ガイドブックによると数年前のエル・ニーニョ現象による海水温の異常上昇が原因だそうです。最近やっと回復してきたとか。
でかい!
口を閉じられないほどでかく育ったシャコ貝。6~70センチはありそうです。素潜り中のガイドさんと比較するとでかさが分かる。



ビキニ美女と無人島
シャコ貝を見たあとは、美女が住む対岸の島へ!
というのは冗談で、猪木アイランドのお向かいにあるガルメアウス島に上陸。ここは無人島で、綺麗なビーチがあるためダイバーやロックアイランドツアー客のランチポイントになってるのです。
パラオには遠浅のビーチが少ないので、ダイビングの講習にも使われています。自分たちが上陸したときも数名講習を受けていて、彼女は日本人インストラクターの一人。やっぱビーチにはビキニ美女だよ! あまりにも嵌まりすぎだったので無理言ってポーズ取って頂きました。だってほんとにスタイル抜群で健康美に溢れてて素敵だったんだよ~!

無人島ひとり占め
島はサンゴが砕けた白い砂に覆われています。平地は少なくてあとは石灰岩の岩山とジャングル。
木陰は驚くほど涼しくて過ごしやすいです。木立の中にバーベキュー用のテーブルやベンチが点在しています。シーズン中はお弁当を食べにくる観光客で大混雑するそうですが、この日はがらがらでとっても静かでした。オフシーズン万歳!
場所も取り放題だったので、海沿いのテーブルにみんなで和洋折衷なお弁当を拡げて食べました。泳いだ後で疲れが溜まってたのか、ご飯の一粒も残さずに完食! 美味しかった~!

南洋の鳥たち
お弁当を食べながらふと後ろの海を見ると、立ち枯れた木の幹(杭かも)にアジサシが一羽。なんだか和む光景に癒される。ついでに足元にはエサを強請る野良ニワトリが大量に…。ニワトリは遠い昔パラオ人の祖先が丸木舟で大海原を渡ってきた際、一緒に連れてきたらしい。そこらじゅうにいた。ジェリーフィッシュレイクにもいた。ホテルにももちろんいた(笑)

………。
それにしても、信じられないくらい綺麗な海。
無人島探検
波が砂地に描いた波紋。岩場の間に小さな砂のビーチがたくさん隠れている。波打ち際は細かい砂だけど、陸地側は形を保ったサンゴの外殻が降り積もる。狭い島なのに様々な景観があって冒険心を掻き立てられる!



プライベートビーチ?
岩場の間のビーチのひとつ。ナンヨウマツの細長い葉が情緒たっぷり。ここでグラビアアイドルごっこ(撮影会)を友達としたのは内緒だw
自分たちが島を探検している間、ダイバーグループはシュノーケリングを楽しんでいた。なんでも小さなサメがいたらしい。すごいなあパラオ。どこ潜っても何かしら見られるんだもんな~。

パラオの島々
パラオ諸島は隆起した石灰岩の大地が波に侵食されて出来た島々だ。海面近くは深くえぐられて、小さな島はマッシュルームみたいな形になっている。
ガルメアウス島も御多分に漏れず石灰岩の島で、いたるところに穴の開いた岩が転がっている。(上の写真もそう) ほとんど土の無い岩山には、右の写真のように木々が固く根を張っている。僅かな隙間に落ち込んだ種は、水だけで成長していく。逞しいなあ。
急峻な岩山は、深い緑に覆われていて人を寄せ付けない。パラオ諸島の有人島が僅かしかないのはそのためだ。
そういえば沖縄とかの岩もこんな感じですね。もっと土や平地がたくさんあるけど。
カメラのパノラマ機能を使って撮った写真。撮影者の腕が悪いんでずれてる。
