イルカと遊ぶ1 (090617)

Dorphins Pacific
パラオ実質三日目の午前中は、ドルフィンズパシフィックに行きました。ここはパラオのNPO団体のイルカ研究施設です。イルカとの交流を通じパラワンや観光客に自然の大切さを学んでもらったり、パラオの観光産業を環境に配慮した形で推進するために、2001年日本人が発起人となって設立しました。(活動内容や詳しい施設の紹介は施設のホームページ※で分かります)
ホテルのピックアップは八時半頃。車で十五分ほど走りマラカル島の事務所に到着。ここでマスクやフィン、ライフジャケットをレンタルして桟橋から専用ボートに乗り込みます。この日は私たちの他に、韓国人数名のグループが参加していました。
船でわずか十分ほどの入り江に、ドルフィン・ベイと呼ばれるイルカの飼育施設があります。写真左上の浮き桟橋にボートは接岸。海の美しさに興奮しながら桟橋を歩き、スロープを昇ってビジターセンターへ。
※ dolphins Pacificのサイトはこちら http://www.dolphinspacific.com/

きれいな海
桟橋からサンゴが丸見え! もちろん熱帯魚もどっさり!

広大な敷地
スロープ中ほどから撮った写真。向こうに見える島のあたりまでが、網で区切られたイルカの住まい。(あまりこちらにまでイルカを出すことはしないそうです。たまにお散歩として出すのだとか。でも普段彼らが住んでる内海もすごく広い…)
ちなみにこの施設は完全にバリアフリー。車椅子のままでもプールに降りてイルカと遊べます。

ビジターセンター
これがビジターセンター。ロッカールームやショップ、施設の説明をするパネルなどが飾られている所です。パラオの伝統建築をイメージした建物で雰囲気ありまくりです。

イルカだ!
まずはロッカーに向かい、貴重品と上着(あとホテルから借りたタオル)を預けてライフジャケットを着ます。と、さっそくイルカがばしゃばしゃ泳いでるのが二階から見える!!! 跳ねてるのもいる! 静かな海にどぼーんどぼーんと音が響く(笑)
準備ができると、日本人トレーナー(日本語、自分たちはこっち)とパラワントレーナー(英語、韓国人グループはこっち)にそれぞれ着いてレクチャーを受けます。オフシーズンで少人数だったからゆっくり説明を受けられました!

Dorphins Pacificのイルカたち
レクチャーはまずイルカに触れるときの注意、写真を撮るときの注意、ここのイルカの特徴(たとえば手を上げるのはエサをもらえるサインのためうっかり手を上げないでねとか)などを色々教わります。でも難しくも厳しくもなく、和気靄々。イルカのソフビフィギュアを使って教えてくれるので分かりやすい(笑)
ちなみにこのとき聞いたのですが、ここのイルカは(全部で六だか七頭いる)全てバンドウイルカで、パラオ近海にいる種類とは違うんだそうです。全て和歌山県からチャーター便でパラオに連れてきて、来た時は「日本からパラオにイルカが来る!」と国中大騒ぎだったとか。
そんな話を聞きながら、いよいよイルカと御対面。まずは毎朝の健康診断から。右の写真は真水を飲ませているところ。なんでわざわざ海の中に住んでるイルカに水を飲ませるかというと、彼らの食事は冷凍したサバとかなので、自然界のイルカよりもエサから得られる水分が少ないからだとか。
イルカの健康診断
で、この冷凍魚はわざわざ輸入しています。パラオの魚は熱帯魚なので、あまりここのイルカさんたちのお口には合わないんだそうな(笑) 超!高待遇ですイルカ様! そういえば、以前脱走したイルカ様がいたんだけど、食事の時間になったら戻って来たんだそうな…。美食家なのねイルカ様。
下二枚は直腸温を計っているところ。おなか丸見えでされるがままです。笑える姿だ。でもなんか気持ち良さそうでカワイイんだよ!
そういえば右の写真、レンズについた水滴を拭わないまま撮っちゃったので変なシミが写ってます。こんな写真が他にもありますが、心霊写真とかじゃないので御安心を!



得意顔
ひととおりコンディションチェックが終わったらお魚をもらう。なんか得意げに見えるのは私だけかな? とにかくお疲れさま!
イルカの周りに見える黒い点々は、ゴミじゃなくて熱帯魚です。いっぱいいるのだ。