ホテルに残る遺構3(第二回) (090616)
ホテルの見取り図作ってみました →こちら
本文で紹介する場所の確認にどうぞ。(ちなみに私達が泊まったヴィラは★です)

リベンジ
昨日(十五日)涙の撤退を余儀なくされた展望台周囲の戦跡めぐり。十六日ペリリュー島から戻った我々…と言いたいところだけど、友達はビーチで泳ぐというので、私だけ再びこの地に舞い戻ってきた。まだまだ充分日は高いし、ディナーも今日は遅めの時間に予約している。準備は万端だ。

柵のまわりに…
展望台のすぐ際。規則正しく並ぶコンクリ柱。やっぱ何らかの施設があったのは間違いなさそうだ。でもなんだろう。見張所? それに高床式という訳でもなさそうだし。もしかしたら、展望台自体は過去の建造物の土台を利用して建てられてて、この柱はテラスとか張り出し部の支えだったのかも。そう思った理由は、左にちょっと写っている手すりの土台が、展望台の手すりにしてはやけに大仰なコンクリートで、しかも古びていたからだ。

ごろごろ
明るい陽射し(でもないが)のもとで見渡してみると、あるわあるわコンクリ塊。しかもかなり広範囲に散乱している。突き立ったままのものもあるし、ここにあったのはかなり大きな建物だったのかもしれない。
取りあえず、展望台探索はこれにて終了…でもほんとうに、なんだったんだろうこの施設。

側道
前回最後の写真、夕陽に照らされた廃虚に辿り着くには、遊歩道から分岐する脇道に進む。コンクリ舗装は階段で終わってしまうので、暗くなったらかなり入りたくない道だ。ちなみにトノサマガエルを一回り大きくしたようなカエルがいっぱいいます。

どこまで続く
脇道には、コンクリタイルの簡素な飛び石が置かれている。初日は好奇心から入っていったが(脇道好き)、普通に岬の突端に行くだけだと思っていた。脇道があると、つい入りたくなってしまうもんで。

何か見えてきましたよ
初めてこの光景を目にしたときはめちゃくちゃ驚いた。ホテルの遺構は飛行場跡だけだと思っていのに、突如廃虚が現れたのだ。展望台がかつての海軍施設跡地に建てられていたのを知り、まさかこれ以上遺構などないだろうと思っていたから余計に驚いた。脇道好きで良かったと心の底から思った瞬間だった。